| バリアフリーのまちづくり 四日市だれもが快適に!バリアフリーマップ完成 1998.10 |
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障害のある人もない人も、だれもが安全で快適に暮らせる街づくりを目指して、四日市市内の施設や交通機関を点検した「四日市バリアフリーマップ」が完成した。車いす対応のトイレがあるか、段差やスロープはどうなっているかといった点について、約210カ所を調査し、図入りでわかりやすく紹介。障害者団体や女性グループ、大学院生などさまざまな人々が強力し合ってできあがった貴重な冊子だ。 バリアフリーとは、建物や道路などが障害者にとって利用しやすいように、段差などの障壁を解消すること。障害者への差別や偏見をなくすという意味でも使われている。 マップ作りの取り組みは1996年11月ごろから始まった。肢体不自由、視覚障害、聴覚障害など6つの団体でつくる四日市市身体障害者団体連合会の会員を中心に、福祉マップ作りの経験を持つ女性グループ「ウィミンよっかいち」、三重大建築学科の大学院生、市職員など多彩なメンバーでマップ作成委員会を結成。4〜6人づつの3つの班に分かれて、昨年4月から約1年間をかけて調査した。 調べたのは、市役所や博物館、駅などの公共施設をはじめ、公園やデパート、スーパーマーケット、病院など。調査の中で、聴覚障害者がスーパーに「公衆ファックスがほしい」と要望し、実際に設置されるといった例もあった。調査の後も、何度も編集会議を開いて中身を検討してきた。 完成したマップはA5判、265ページ。一つの施設に1ページを充て、「駐車場」「アプローチ」「屋内移動」「トイレ」「その他情報」の5点にわたって、図と文章で施設の状況を開設している。「その他情報」では、(1)車いすが常備されているか(2)ファックスの利用協力が可能か(3)手話ができる人がいるか(4)盲導犬同伴が可能か、などの参考になる情報が記載されている。地域別に各施設の場所を示した地図も盛り込んだ。 さまざまな種類の障害のある人たちが強力して作り上げたのが、マップの特徴だという。作成にかかわった人たちは述べ60人に及ぶ。「マップは一つの通過点。次への取り組みにつなげていきたい」という。作成委員会のメンバーで、四日市市身体障害者団体連合会会長の山本幸生さん(56)は「バリアフリーマップ作りを通して、我々自身が社会とのかかわりを確認できた。障害者はこれまで待ちの姿勢だったが、今後は主体的に行動していかなければと痛感した。大きな施設は改善されてきたが、身近な所では、食堂でも居酒屋でも、車いすで行ける所がない。小さな店でも改善が進めば、ありがたい。これからも四日市の街づくりの活動を継続的にやっていきたい」と話している。 マップは調査に協力してくれた関係者などに配付した。入手を希望する人は四日市市諏訪町の市総合会館2階の市障害者福祉センター内にある四日市バリアフリーマップ作成委員会事務局に、直接申し込む。郵送を希望する場合は、送料負担になる。 朝日新聞記 現場の声を大切に 道路課の職員が障害者招き研修 障害者に優しく、住みやすい街づくりを進めていこうと三重県四日市市道路課は、このほど障害者団体の代表を市役所に招き、道路整備に対する要望を受けた。これは職員研修の一環として行われたもので、同課の職員15人が障害者にどのような気配りが大切かを学んだ。なかでも職員と障害者は市役所前の歩道に実際に足を運んで、現状の問題点について話し合った。障害者からは「車イスには数センチの段差でもつらい」「弱視の人にとっては同系色の点字ブロックが見にくい」などの点が指摘され、職員はこうした現場の声に真剣に耳を傾けた。 道路課ではこれらの提言を検討課題とし、今後の街づくりに生かしていきたい、としている。今回の職員研修については市議会公明の市川悦子議員が障害者の声を直接聞く機会を設けるよう要請するなど推進役を務めた。 |
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