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市立病院「新生児聴覚検査」の実施

県内公立病院では初!自動判定の最新装置導入〜赤ちゃんの耳聞こえてますか?〜

2004.04

新生児聴覚検査

三重県四日市市の市立四日市病院では4月から、生まれた時に耳の聞こえに異常がないかを調べる「新生児聴覚検査」がスタートした。県内の公立病院では初の試み。

同病院が新生児の聴力スクリーニング(簡単な検査)を行うために導入したのは「自動聴性脳幹反応検査装置」(ABR)。赤ちゃんが眠っている間に刺激音を聞かせて、脳から出る微弱な反応波を検査し、正常な波形と比較しながら聴力の異常を自動的に判断する検査方法で、新生児には何の痛みもなく、薬も使わず、副作用もないという。

検査結果は「合格」または「要再検査」のいずれかで入院中に行われる。出産予定が近い母親の60%から70%が聴覚検査を希望するなど反響は大きい。ただ、今のところ同検診が保健診療外のため5,250円の検査費がかかる。

先天性の難聴児は、出生児1万人の中で1人から2人に起こるとされる。保護者が子どもの聴覚障害に気づくケースは、「2歳から3歳になっても言葉をしゃべらない」など言語の遅れが多いという。

この聴覚障害は、神経伝達経路が発達する生後6ヵ月以内に発見し、早期対応することが重要とされており、特に、早期発見による人工内耳の移植など適切な治療や訓練によって普通の言語習得が可能になってくる。

四日市市難聴者友の会や難聴児を持つ親の会を日ごろから支援している公明党の市川悦子議員は、2001年9月市議会本会議で厚生省がモデル事業として3年間かけ実施する新生児聴覚検査に対する市側の見解と対応を求めた。

さらに、2002年12月議会では市立四日市病院への補聴器外来の整備とともに、2回目の新生児聴覚検査の早期導入を迫ったのに対して、伊藤八峯市立病院院長は「来年1月から、生まれた人の聴覚を調べるエイベアという聴性脳幹反応検査装置を導入します。残念なことに保険がききませんが、公立病院の使命として市民の切実な要望にこたえていきたい」と前向きな姿勢を示していた。

公明新聞記

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