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男女共同参画型社会への発信拠点女性センター

交流スペースが魅力・女性の声生かした設備に!

1996.08

女性センター

男女共同参画型社会の実現へ向けて女性施策を積極的に推進している三重県四日市市にこのほど、待望の女性センターが誕生。ワークショップや講演会などオープニングの催しに訪れた女性たちの笑顔がひときわ輝いている。同センターは市民の活発な交流を目指して新設された複合公共施設「本町プラザ」の一角に設けられ、フロアからトイレに至るまで女性の声を反映した設備内容が画期的。今後、情報発信や活動のネットワークを広げる拠点として多彩な活用が期待されている。

今回、女性センターが組み入れられた「本町プラザ」は、昭和初期に鉄道会社の本社として建てられたという歴史的な経緯がある建物を解体撤去し、地域の活性化を図る多機能な施設に建て替えたもので、外観には旧建物の重圧な面影を残している。建物は6階建てで、女性センターのほか、地域の社会活動を展開するための市民交流会館、環境学習センターなどが設置されている。

このうち女性センターは3階にあり、入り口から明るくざん新な交流スペースが広がる。中央には一人でもグループでも自由に利用できるミーティングフロアがゆったりと設けられ、女性課が置かれた事務室も障害者に配慮し、低いカウンターで仕切られているだけで開放的な雰囲気が魅力となっている。

こうした設計の基となったのは同市女性課が昨年、1300人に上る女性の声をつづって策定した「21世紀に向けての四日市女性施策プラン」。この中で女性センターについて「一人でふらりと行ける所」「女性も男性も障害を持った人も外国の人も行ける所」「おしゃべりスペースの広がりがある所」「子どもと一緒に不安なくこれる所」「”お借りします”ではなくて女性とセンターが共に活動できる所」など、女性の率直な声が反映された。

こうした意見や要望は設備内容でも具体化。大人たちが学習している間に子どもたちが安全に遊べる「こどものへや」や、障害用はもとより、赤ちゃんも一緒に入れる広いスペースのトイレ、気軽にコピー機や印刷機が使用できる広報製作室などが設置された。

さらに高さの調整ができる調理台を備えた調理室、グループ学習のための企画室や会議室、面接と電話による相談室、情報コーナーなども導入。同プラザの1階には買い物帰りにも立ち寄れる冷蔵ロッカーも用意されている。

このほど同センターのオープニング行事として開かれた「世界女性会議から1年」と題した講演会やワークショップには多くの人たちが詰め掛け、反響は上々。女性課では今後も市民活動のネットワーク拠点として伸び伸びと利用してほしい、と期待を寄せている。

女性センターの設置については市議会公明党が女性施策の一環として積極的に推進。なかでも市川悦子議員が女性課の設置に引き続き、男女共生社会づくりの発進地として早期設置を粘り強く訴えてきた。

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